さらなる高齢化社会および医療体制の変化によって、地域医療の在り方が問われ、かかりつけ医の存在、介護や福祉との連携（地域包括ケアシステム）が重視されております。また、新潟県のスポーツレベルは年々上昇し、全国で活躍する選手も輩出するようになっており、若い選手への正しい体づくりや傷害予防トレーニングの啓蒙、傷害発生時の速やかな診断、治療を施す必要があります。そこで、学生さんが部活動後に受診できるよう午後の診療時間を遅らせて医療へアクセスしやすい体制を作る必要があると考えます。我々は地域の高齢者と若年スポーツ選手、この一見相反する世代でも求められる治療の根本は同じであると考え、地域の高齢者に寄り添った医療と、スポーツ選手を傷害から速やかに競技復帰させる医療の両立を体現するため当クリニックを開設するに至りました。
これまで培ってきたアスリートに対するメディカルサポートの知識や経験は、高齢者の運動機能維持にも必ず役立つものであり、また、学生や社会人スポーツ選手にもハイレベルな医療を提供していきます。全ての方が医療を通じて幸せになれるよう皆様をエスコートします。
組織の環境を整える
健やかな生活を送るためには、健康な体が必要です。そのためには普段から必要な筋力や姿勢を維持するためのケアを行い、痛みなどの症状が出現した場合には、正確にその原因をみつけ対処する必要があります。我々はかかりつけ医として、予防と治療のお手伝いをさせていただきます。またひとたびサポートが必要になったとしても、医療から介護へとスムースにつなげていく役割をも担っていきます。
スポーツ傷害の最高の治療法は予防です。選手として自分の体に起きている事を理解し、体の成長や疲労に対して適切に対処する方法を一緒に模索していきます。しかし起きてしまった怪我や障害については速やかに治療に入り、リハビリにつなげて行くことが重要です。必要であればMRIなどの精密検査や手術なども手配します。競技復帰に向けてしっかりと計画を立て、怪我する前よりも一回り強くなれるようサポートします。
中高齢者の疾病とスポーツ選手のケガ、一見異なるようにみえても人間の体は同じであり、方法は異なるけれど必要な医療は同じと考えられます。年齢を問わず一人一人にあった医療を提供するトータルケアを目指しています。そのためには医学の知識だけではなく、コミニュケーションや信頼関係を構築しなくてはなりません。スタッフには自身の人間性を高めるため、趣味や院外での活動も積極的に行える環境を整えていきます。
